
夏の秘密
第31章 過去との決別
風太「辛かった…苦しかった…」
義母「風太…」
風太「俺の初恋だったから…」
義母「初恋…初恋だったの?私が…」
風太「でももう忘れます…なにもかも…
全部…忘れます…」
義母「…」
風太「…さよなら」
義母「風太!!風太、待っ…」
風太「…俺はもう家には戻りません」
義母「風太…」
風太「父と太一とお幸せに」
義母「風太!!」
風太「…」
言いたい事だけ言って
風太は後ろを振り返らず店を出た
義理の母、その息子、太一と会ったのは
これっきり
今後、風太が二人と
父親と会う事は一度もなかった
風太「さよなら…俺の初恋…」
