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夏「ただいま」

女子「お帰りなさい！！」

夏「えっ、海？」

海「久しぶりだね、夏」

夏「…うん」

父「お帰り、夏」

夏「あっ…ただいま…」


家に入ると
父よりも先に彼女が出迎えてくれた
彼女は夏の小中の同級生で仲の良い友達
の海
会うのは中学卒業以来
久しぶりだった


夏「どうしたの？」

海「別に、街で偶然、おじさんに会って
夏が帰って来るって聞いて」

父「…」

夏「そうなんだ、すぐ行くから私の部屋
で待ってて」

海「うん」

夏「…」


海が二階に
部屋に入ったのを確認すると
夏は戸上さんから聞いた兄の事を父に伝
えた


父「晴が見つかるかもしれないのか！？
本当に！？」

夏「でもまだ…それが本当かはわからな
いけど…でも信用出来ると思う…」

父「…そうか」

夏「…」