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夏の秘密

第32章 女子会



海「先輩、元気にしてるかな?」

夏「…海はすごいね」

海「えっ?」

夏「好きな人をずっと想い続けられて…
私なんと…揺れてばっかり…」

海「夏…」

夏「…」


兄の事、晴の事
想い続ける自信はあった
叶わぬ恋でも離れ離れになっても恋人が
出来ても…

でも離れてる内に
晴以外の色々な男性と接するようになり
晴に恋人が出来たと知り少しずつ
夏の気持ちにも
変化が出始めていた


夏「…」

海「私、夏の好きな人知ってるよ」

夏「…知ってたんだ」

海「何となくね、でも安心して、誰にも
言ってないから」

夏「わかってるよ」

海「でも最近、その人以外に気になる人
でも出来たんじゃない?」

夏「…わかるの」

海「わかるよ、なんか綺麗になった」

夏「そっ…そうかな?」


親友とは怖いもので
久しぶりに会ったにも関わらず
海は夏の最近の変化にもバッチリ気づい
ていた
親友だから気づいたと言うより
女の勘だろうか?


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