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夏の秘密

第32章 女子会



海「実はね…夏に相談したい事があって
聞いてくれる?」

夏「何?」

海「私、同時期に三人の男の人から告白
されたの」

夏「ゴホッゴホッ…」

海「大丈夫?」

夏「…うっうん…大丈夫…」


お茶を飲みながら
海の話しを聞いていた夏
相談内容は恋話だろうと予想していたが
まさか海も
自分と同じように三人の男の人から
告白され
悩んでいたとは…


夏「んっ、それでどうするの?」

海「何が?」

夏「何がって…三人の誰を選ぶのか」

海「誰も選ばないよ」

夏「えっ!?でも」

海「みんなタイプじゃないし…それに私
好きな人いるし」

夏「…先輩の事?」

海「うん」

夏「…」


海は
中学の時から
二つ上の先輩に恋をしていた
先輩への想いに気づいた時には先輩には
彼女がいて
告白は出来なかった
風の噂で彼女と別れたと聞き、海はすぐ
先輩に気持ちを伝えたが
フラれた

フラれても
海は先輩を想い続けていた
未練たらしいと思う人はたくさんいたが
海はめげなかった
先輩への想い
この想いがある限り
先輩への想いは断ち切らないと…


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