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三日後
夏は約束の場所へ向かった
待ち合わせ場所は公園、でも家の近くに
公園はない

それもそのはず
公園とは夏と晴の間だけで通じる
秘密の言葉、ある場所を指す言葉だった
からだ


夏「…」


公園
その言葉が指す場所
それは家の近くのスポーツセンター
スポーツセンターを利用した事のない人
にはあまり
知られていないが
中には小さな公園があり
小さい頃、よく遊んだ思い出の公園だっ
た


夏「…！！」


公園に着くと
すでに人の姿があった
遠めから晴か晴じゃないか確認する事は
出来ず
怪しまれないよう通りすがりに一人一人
確認する事にした


夏「…」


一人一人
顔を確認し歩いたが
どの人も違い、ついに最後の一人になっ
てしまった


夏「…！！」

男性「…」

夏「…違うか」


最後の一人
その人も晴ではなく
晴を見つける事は出来なかった
仕方なく公園のベンチに座り晴の到着を
待つ事にした