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夏「これからは妹として…お兄ちゃんの
恋を応援するから」

晴「…ありがとな、夏」

夏「うんっ」


涙を堪え
妹に戻った夏
晴の事はやっぱり今でも好きだ
でも晴は過去を断ち切り前へ歩き出して
いた
自分だけ
立ち止まるワケにはいかない


晴「すぐには無理だけど、落ち着いたら
家に戻るから」

夏「待ってるから…」

晴「うん」

夏「…」

晴「あと母さんの事だけど…」

夏「…！！」

晴「母さんの事、許してあげろよ、色々
思うところはあると思うけど…やっぱり
俺達の母親なんだからさ…」

夏「…うん」


わかっていた
離婚しても母親は母親
ずっとこのままの状態ではいけない
いずれもう一度、母と会って話さなけれ
ばいけないと…


夏「…今度…電話してみる」

晴「無理すんなよ」

夏「…うん」