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晴「落ち着いたか？」

夏「…うん」


泣き止み
落ち着きを取り戻した夏
晴は夏の隣に座り淡々と話しを進めたが
隣に晴がいる
そう思うだけでドキドキして
話しに集中する事が
出来なかった


晴「だから…」

夏「…」

晴「夏？」

夏「えっ…何？」

晴「俺の話、聞いてる？」

夏「…うんっ」

晴「だからしばらくは彼女の側に」

夏「…」

晴「夏？」

夏「…うん」


晴の口から
聞きたくなかった
「彼女」それは深谷朋美、彼女の事だ
二人が付き合ってるなんて聞きたくなか
った
認めたくなかった
でもこれが真実だった


晴「夏…ごめんな…」

夏「…何が」

晴「俺、後悔してるんだ、あの日の事…
あの日…やっぱり…」

夏「私は後悔してないよ」

晴「夏…」

夏「後悔してない」

晴「…」

夏「でも安心して、だからどうしろとか
思ってないから」