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夏の秘密

第37章 それぞれの想い



勇助「夏?」

夏「…んっ、何…」

勇助「ごめんな、無理させて…」

夏「…ううん、平気…だよ」

風太「ならもう一回」

勇助「風太」

風太「冗談だよ」

夏「…冗談に聞こえないんだけど」


ここは夏の家
夏は父と二人暮らしだったが
父は忙しく家には帰らず一人暮らし状態
の夏

だから週末は
こうして夏の家で過ごす二人

だけど一人
一人足りない気が…


勇助「夏、高野の事聞いてる?」

夏「…何」

風太「高野、学校辞めた」

夏「辞めた!?辞めたってどうして…私
何も聞いてない…」

勇助「最近会ってないの?」

夏「…うんっ」

風太「…」


高野総一郎
彼は風太と勇助が通う高校の保健医で
色々怪しい危ない先生だったが
晴を探す為に
夏の力になってくれた
総一郎

学校が変わってからも会っていたが
最近は電話も通じず
会えていない


夏「…」

勇助「夏…」

風太「…」


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