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夏の秘密

第39章 風太の場合



女子①「私、声かけちゃおうかな?」

女子②「ちょっとやめなよ、彼女連れな
んだから」

女子①「彼女?あれが?」

夏「…」


女の嫉妬は怖いもので
夏に聞こえるようにわざと夏の悪口を
言ってきた

だけど仕方ない
髪形を変えた風太はかっこよくて
普通の自分が不釣り合いなのは百も承知
わかってる


夏「…ごめんね…風太に釣り合うように
もう少しオシャレしてくれば良かったね
あっでも元が悪いから」

風太「夏」

夏「…ごめん」

風太「夏はかわいいよ、誰よりもかわい
い、あの辺にいるブス女とは比べものに
ならないよ」

女子①「なっ」

女子②「ブス女!?」

風太「性格がブスだと顔もブスになるん
だよ、よく覚えとけ、このブス」

夏「ちょっと風太…もうわかったから…
早く行こう…」

風太「…」


これ以上は危ない
そう思った夏は風太を宥め
無理やりその場から連れ出した夏

女子達が怒りに狂い
追いかけられるかと思ったが女子達は
その場で話し込んでいるだけで
追いかけて来る事は
なかった


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