夏の秘密
第11章 合宿
夏「…急がなきゃ」
部屋に戻り
準備を整えると
急いでお風呂場へ向かった夏
もちろん入るのは男湯ではなく女湯
女湯に入るところ
誰かに見られないかドキドキしたが
その時だけ気をつけ中に入ってしまえば
周りを気にする必要は
なかった
夏「うわぁ~広い~」
大きな大浴場
お湯に入って体の疲れを取りたかったが
生理中の為、お風呂に入る事は出来ず
結局、シャワーだけで
終わった
夏「ふぅ~さっぱりした」
大浴場を出て部屋に戻ろうとした時
夏の前にある人物が現れた
それは…
総一郎「…」
夏「…何で」
総一郎「先生に代わりに行けって頼まれ
たんだよ」
夏「…暇ですね」
総一郎「暇じゃないよ」
夏「…そうですか、それじゃあ」
精一杯
平気なフリをして
総一郎の前から去ろうとした夏
しかし…
夏「!?」
総一郎「…」
擦れ違い様に腕を掴まれ
その場に引き止められてしまった夏
こんな場面、他の誰かに見られたくなか
ったが
総一郎の力は強く
振りほどく事が出来なかった
夏「先生…」
総一郎「…」
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