
夏の秘密
第11章 合宿
夏「…今さら何」
総一郎「この前の事、ちゃんと謝りたく
て…ごめん…」
夏「…もういいよ…終わった事だし」
総一郎「よくない」
夏「…」
総一郎「やっぱり…やっぱり俺」
夏「だったら何で…何であの時追いかけ
てきてくれなかったの?」
総一郎「…それは」
夏「誰かに見られたら大変だから手離し
て」
総一郎「夏」
夏「…疲れてるの」
総一郎「…」
強引に腕を振り払い部屋に戻った夏
夏の具合が悪い事、旅館側に伝わってい
たようで
旅館側の人が夏に別の部屋を
用意してくれていた
夏「ふぅ…」
布団の用意がされていて
夏は倒れ込むように布団の上に横になる
と
そのまま布団の上で
眠ってしまった
