
夏の秘密
第11章 合宿
夏「…」
風太「…」
二度目のキス
一度目は無理やりだったが
まさか二度目のキスも寝込みを襲うとは
夏には少し
申し訳ない気持ちだった
でも…
風太「…」
申し訳ないと思いながらも
風太は二度、三度と夏の唇にキスをした
一度目とは違う
感覚、気持ちに戸惑いながら
その感覚が何なのかを確かめるように
何度もキスをした
風太「…」
夏は今も眠っている
でも風太のキスを許さない者がいた
それは…
総一郎「何してる」
風太「…」
それは
総一郎だった
どうやら、さっきの夏の様子を心配し
見に来たようだったが…
風太「…」
総一郎「お前…お前まさか」
風太「見ての通り、キスしてたんでよ」
総一郎「…」
