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夏の秘密

第11章 合宿



勇助「よし、今日の練習はここまで」

男子「あぁ~疲れた~」

勇助「みんな、手分けして後片付け」

風太「勇助」

勇助「どうした?」

風太「悪いけど俺、先戻ってもいいか?
夏の様子、気になるし…」

勇助「そうだな、わかった、じゃあ頼ん
だぞ」

風太「悪い」


着替えもせず
土だらけ、泥だらけのまま
途中、売店で腹痛の薬、生理痛にも効く
薬を買って
夏の部屋へ向かった


風太「…夏」

夏「…」

風太「…」


着替えている事から
お風呂には入ったようだったが
薬を飲んだ様子はなく額には汗がにじん
でいた


風太「…」


夏を起こさないよう
額の汗を拭い夏の看病をする風太
冷たいタオルが心地好いのか夏の顔色も
少しずつ
良くなっていった


夏「…んんっ」

風太「…」


一瞬
起こしてしまったかと思ったが
夏は目を覚ます事なく、すやすやと眠っ
ていた


風太「…夏」


目の前で眠る夏
その表情に魅せられたのか
風太は眠っている夏に顔を近づけると
その唇に触れた
キスをしてしまった


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