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夏の秘密

第13章 気になる



夏「勇助!?勇助、どこっ…」

勇助「…」

夏「…勇助」


様子が気になり
急いで勇助の後を追った夏
すぐに追いつく事は出来たが声をかける
事は
出来なかった
だって…


勇助「うぐっ…」

夏「…」


勇助が泣いていたから
人目を避け声を殺し泣いていたから
その姿に胸が締め付けられ声をかける事

出来なかった


夏「…」


必死に考えたが
今、夏が勇助の為に出来る事は
勇助に気づかれないよう、その場から静
かに
立ち去る事
だった


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