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私のH

第9章 8人目

なんか…会話しなきゃ…。

『あっ…あの…どうゆう人がタイプなんですか?』

『んっ…。無理に会話探そうとしなくていいよ。』

そういうと一樹さんはまた無言で皆の様子を見ていた。

なんか…この冷たい感じ。

なんか…この見透かされてる感じ…。


どっかで…。


『あっ!
お兄ちゃん!』


ーーやば!
つい…声が出ちゃった。

『んっ?そう。俺のお兄ちゃん!』

と一成君が…

『えっ?』

と私が返すとカナ先輩と鈴先輩も

『えっ?』

とびっくりしてしていた。

『俺のお兄ちゃん。
ねぇーにいちゃん。』

と一成君は一樹さんを指差していた。

ーー似てない。

一成君は人懐こい愛されキャラ。

一樹さんは近寄るなオーラ出まくり。

私は思わず出た言葉とは言えずに話の行方を聞いていた。

それからは一樹さんを抜かして…
兄弟がいるだの、似てないだの、もてるだの話は盛り上がり…。

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