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私のH

第12章 10人目

お兄ちゃんはコーヒーを飲みながら…

私はそのお兄ちゃんの後を追う。

お兄ちゃんの足が止まり

『ここだろ?働くとこ。』

『あっ…うん。』

家から歩いていける位に近いところだけど…。

いつもより短く感じた。

『お兄ちゃんも仕事頑張ってね。じゃあ…』

『待って!これ持っていけ。じゃあな。』

お兄ちゃんは私に物を投げるとそのまま仕事場があるビルへと消えていった。


私の手の中にはさっきいったコンビニのシールが張ってあるハンドクリームが握られていた。

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