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私のH

第6章 六人目

学校にいた。

めんどくさい。

でもおにいちゃんにまた怒られるのもめんどくさい。

だから居る。

机にうつ伏せになり寝ようとしていた。


すると引き出しに紙が入ってるのが見えた。


[放課後、屋上の階段で待ってる…]

と書いてあった。

差出人もなく、本当に私に宛てたもの?と思った。

私の名前さえ書いてなかったから…。


普通、高倉 梨乃さんへとか書いてるじゃん?

それさえないからイタズラって思ってた。

でも私はその手紙が気になって気になって…


放課後、屋上の扉の前の踊り場にいた。


屋上は開いてなく、踊り場は暗くてシーンとしていて、使われてない机などが横におかれていて少し埃っぽかった。

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