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私のH

第8章 7人目?

『梨乃せんぱ~い。』

私を見つけて抱き付いてくる。

『帰ろっか?』

と私が声をかけると満面の笑みで

『ハイ!』

と返事をしてくれる。


他愛もない会話をしながら、歩いているとナナの家に着いた。

ナナが鍵を開けると

『先に部屋にいっててください』

と言われ二階のナナの部屋へ…。


ナナの部屋には何回も来ている。

女の子らしいピンクと白を基調とされた部屋。

私はナナの部屋に行くとベットにもたれかかり、ナナはベットに座るのが多かった。

いつものように私はベットにもたれかかった。


ナナがジュースとお菓子を持ってきてくれた。

ナナがベットに座った所で質問を投げ掛けた。


『ナナ。お願いって何?』

するとナナはベットにもたれ掛かる私の後ろに座り私を足で挟むようにしたあと抱きついてきた。


『梨乃…先輩…?

田中先輩と付き合ってるの?』


私の学年では

付き合ってたと過去形になっている噂も…


ナナの学年では

付き合ってるの進行形で噂になっている。


『別れたよ。

もしかして…

ナナ

田中くんが好きだったの?』

私は抱きしめられたまま答えた。

ナナは抱き付くのが好きな子って認識だったから私には抱きつかれることが普通になっていた。

『………違う。


梨乃先輩が好き。』

『えっ?』

わたしが振り向いてナナの顔をみようとしたが、下を向いてるナナの顔は髪の毛が邪魔で見えなかった。

でも髪の毛の間からは真っ赤になった頬が少しだけ見えた。

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