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乾いた空

第1章 一章





少女はゆっくりと味わうかのようにホットレモンを飲んでは、深いため息をついた。



「あまり話したくないことだけど……」



「話したくなければ、今話さなくてもいいんじゃない。」



今の自分にとっては 少女の事情なんて興味が無く、今のこの状況に満足していた。


まるでこの先を知りたくないように。

時間が止まってほしかった。



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