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乾いた空

第1章 一章




「こんなにじっくりと綺麗な夕日、初めて見たわ。」


夕日どころか、まるで初めて空を見るような瞳をしていた。


これからという希望を持った真っ直ぐな瞳で。



なんだか羨ましく感じた。



気が付くと1日が段々と過ぎてゆく日々を過ごしていた自分にとっては少女の全てが輝いて見えた。


少女の思いも知らずに……


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