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官能的大恋愛

第4章 AV撮影現場、初体験

水曜日は偶然にも仕事は休み。

何度かメールでNagとやり取りをして。

当日、某所のホテルの一室にて10時から、撮影がスタートした。

白いバスローブを身に纏い、王子様が現れる。

最初にスタッフさんや監督さんには、Nagから紹介されて、私はペコリと挨拶をした。

「この子かい、小説家のたまごとは。脱ぐ方より書く方がいいとは中々真面目だね」

なんて、言われてしまった。

「今日は小説に活かせられるように、しっかり見学させて頂きます」

と、真面目に下ネタ無しで答えた。

「監督、あんま変態じみた事、言わないであげてよ?彼女まだまだその辺りは妄想ベイビーだからさぁ」

と、Nagは私の隣りに来て、監督さんに釘を差す。

「あれあれ、えらくおまえも真面目に言うじゃん」

するとスタッフさんが、

「Nagさん、もしかして彼女に惚れてるとかぁ?」

えっ、何言ってんのコイツは?!

何という、恐れ多い事を抜かすんだ。

「えぇっ?…実はそうだったって言ったら、盛り上がるとこぉ?ハハハッ」

そんな訳ないじゃん。

でも、ちょっと期待しちゃった。

すると、AV女優もバスローブで現れる。

うわわっ、オッパイでかっ!

「もしかして見学?ふふっ、珍しいねぇ」

珍しいらしい。

AV女優が入ると、Nagはさっきとは全然違うシリアスな表情をして、口をムッと結んで腕組みをして、その女優を見つめる。

あっ…、あれか。

Nagの悩殺タイム。

もう今から入り込んでるんだ。

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