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官能的大恋愛

第6章 視覚と聴覚で恋に堕ちる

私は深呼吸をした。

そして握られたモノを見る。

商売道具か…。

優しく。

柔らかく。

大切そうに。

手のひらをゆっくりと包み込みながら、上下に動かす。

三回に一回の割合いで、先端の方までをもしっかりと包み込んで、マッサージをする。

緊張をほぐすような手付きなのに、モノはどんどん太く硬く、伸びてくる。

静かな部屋のベッドの上で、私は仰向けになるNagを静かに見つめる。

そんなNagも自分の手付きを見ては、時々私の方に視線を向けて、眉を八の字にして切なそうに見つめる。

うっ…!!

何て表情するの。

私はとっさに、視線をそらした。

「…見て…ちゃんと…」

ドキドキする胸を手で押さえながら、見つめる。

…クチュ…クチュ…クチュ…

擦ってる時の音が、耳の中に入ってきた。

そんな音すらも聞き取れるまで、この状況に麻痺してきているなんて。

Nagのアレがピクッとした気がした。

「んっ!…ん…はぁぁ…」

感じながら、溜め息を付く。

「あぁ…んんっ…んぅ…ん…」

もしかして、そろそろ登り始めてるの?

Nagは天井を見上げて、

「んぅ…くはぁ…キモチイイ…」

そう言いながらも、どうしてそんな苦しそうな顔をするの?

艶っぽい下口唇を少しだけ噛んで、それを弾くように、

「あぁっ…イイ…あっ…んっ…」

言葉を漏らす。

顎から喉仏を下り、鎖骨までのラインがとてもキレイで、見とれているとチラッとまた私を見る。

「ねぇ…ドキドキ…してる?…」

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