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永久の国のアリス

第2章 狂った世界と狂った住人と。

「さて、裁縫はできなくても美味しいお茶には自信があります。ダージリンはいかがですか?」
「ダージリンじゃん!ダージリンじゃん!」
「きゃははっ」
「ハバニーもたるかしら?」
「あはは、まだ言うかMissアリス」
「ハバニー?知らない茶葉ですね」
「ふっはは、そんなお茶ありませんよ!あはは」

 この時、僕は生まれて初めて心の底から笑えたんだ。
 狂った世界と狂った住人との混沌とした世界で。

 ただ1つだけ三樹三郎さんこと帽子屋さんに言わなかったことがる。
 僕は気づいたんだ...Missアリスは......。



【狂った世界と狂った住人と。】

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