永久の国のアリス
第3章 女王さまに会いに行こう!
僕は継ぎ接ぎのMissアリスと手を繋ぎ青い薔薇のアーチを歩く。
基本的に無口な僕であるのに、Missアリスは時折見上げてニンマリと笑うのだ。
そんな彼女の純粋さに少し心がチクリと傷んだ。
とりあえず女王に会わなければ物事が進まないので僕は城を目指す。
三樹三郎さんとの約束で絶対に記憶を隠すことを決めた。
女王の逆鱗に触れないためであるが僕はあえて処刑される選択もありだとは思うのだけれど慎重に事を進める。
「...ねぇ、ここにMissアリスはいつから居るの?」
「最初からよ?最初はわたしと女王さましか居なかったの」
「じゃあ、僕みたく徐々に増えた感じ?」
「そうよ」
「青い薔薇はいつからある?」
「この薔薇は女王さまが植えたの」
「なるほどね」
いつから二人は永久の国に居たのかは知らないが、Missアリスは幼かったからとしても青い薔薇を知る女王は僕らの世界を知っているはずだ。
青い薔薇は品種改良が不可能とされていたが、研究者の成果が奇跡をもたらしたなのように何年もかけて作り出した花だ。
「青い薔薇の花言葉は神の祝福ってゆうんだ」
「素敵ね!他の薔薇は??」
「たくさん有りすぎるよ。Missアリスには橙色と白が似合うよ。橙色は無邪気、白は純潔って意味さ」
「お~!今度、違う色の薔薇を見たら教えてね♪」
「ああ」
そういえば以前、机の上に一輪の黄色い薔薇が贈られていた。
友情だとか可憐だとか意味はあるけれど、多分ジェラシーだったのかもしれない。
僕のような性格は好き嫌いが別れてしまうからね。
基本的に無口な僕であるのに、Missアリスは時折見上げてニンマリと笑うのだ。
そんな彼女の純粋さに少し心がチクリと傷んだ。
とりあえず女王に会わなければ物事が進まないので僕は城を目指す。
三樹三郎さんとの約束で絶対に記憶を隠すことを決めた。
女王の逆鱗に触れないためであるが僕はあえて処刑される選択もありだとは思うのだけれど慎重に事を進める。
「...ねぇ、ここにMissアリスはいつから居るの?」
「最初からよ?最初はわたしと女王さましか居なかったの」
「じゃあ、僕みたく徐々に増えた感じ?」
「そうよ」
「青い薔薇はいつからある?」
「この薔薇は女王さまが植えたの」
「なるほどね」
いつから二人は永久の国に居たのかは知らないが、Missアリスは幼かったからとしても青い薔薇を知る女王は僕らの世界を知っているはずだ。
青い薔薇は品種改良が不可能とされていたが、研究者の成果が奇跡をもたらしたなのように何年もかけて作り出した花だ。
「青い薔薇の花言葉は神の祝福ってゆうんだ」
「素敵ね!他の薔薇は??」
「たくさん有りすぎるよ。Missアリスには橙色と白が似合うよ。橙色は無邪気、白は純潔って意味さ」
「お~!今度、違う色の薔薇を見たら教えてね♪」
「ああ」
そういえば以前、机の上に一輪の黄色い薔薇が贈られていた。
友情だとか可憐だとか意味はあるけれど、多分ジェラシーだったのかもしれない。
僕のような性格は好き嫌いが別れてしまうからね。