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夏の夜のような

第7章 私の快楽

……そうか

そうだったんだ

この世界にはいないんだ

私を救う主人公なんて

ハハ……ハハハ…………。


アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!



なんだ!

じゃあ私は自由じゃないか!

約束された解放に怯えなくたってよかったんだ!!

自分の躰を守る必要も無かった!



さあ!ご主人様!!

私を犯して!

嬲って!!

私が今まで我慢してきたすべての性欲を

あなたの獣で満たして!!

さあ!

踊りましょう!!

紅い靴を履いた彼女の如く

永遠に終わらない快楽を私に味あわせてちょうだい!!






























セカイの汚点に囚われたガラスの少女のお話

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