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夏の夜のような

第22章 秋の夜

嬉しくなんてないんだ

周りが喜んでも

親が、先生が、友人が

皆がよくやったって言ってくれているのに

怖くて仕方がないんだ

手に持った合格通知が僕には重すぎて

だから、こんな感情も秋の夜に流されてしまえばいいと思うんだ

右手に持った紙が重いから

僕は左手を秋の風に伸ばした









別の道に進みたかった少年の話
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