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夏の夜のような

第14章 “ボク”のホンネ

ボクはみんなに優しく在りたい

ボクは人を見た目で判断したくない

ボクは強く在りたい

ボクは自分に正直で在りたい


これはホンネだ

ボクの偽らざるホンネだ

でも“ボク”は弱いんだ

ボクはきっとホンネを全て持っているんだろう

ボクは良い子だから

でも、ボクは弱いんだ

ケンカもできないし人の汚れた部分を持ってない

純粋すぎるんだ

だからボクはいつしか消えてしまった

“ボク”は“僕”の中に埋もれてしまったんだ…………





人を平気で差別する醜い“僕”の中に

















ホンネを出せなかった優しい少年のお話

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