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夏の夜のような

第15章 少年の悲哀

ごめん
ごめんなさい
すみません
申し訳ありません

だから、許してよ

僕たちは友達だろう?

一度の失敗ぐらい許してよ

いつものように澄ました顔で僕に笑ってよ

ねえ、待って!

僕を捨てないで

見捨てないで!

もう、耐えられないんだ

友達だった人に捨てられるのは

お願い

返事を……してよ………。

僕を、一人に、

独りにしないでよ………。



















どこまでも脆い“自分”が大嫌いな孤独のお話

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