テキストサイズ

貧乳ヒメと書かない作家

第24章 名探偵?千春

頂上とおぼしき場所には小屋があり、そこで黒い色の卵を食べた。


―立木さん、特に変わったところなし。



「ねぇねぇ、桐生先生だって男なんだから、
どうなんだろうね」

千春が桐生に耳打ちした。

「先生ちょっと口説いてきてよ」


「えぇ?!
男口説く趣味ねぇよ!

第一勘違いだったら…。
俺このまま谷にダイブするぜ?!」


地獄谷っていうくらいだからちょうどいいじゃない?


とはさすがに言わなかったが。


「じゃあ普通に話し掛けて探ってよ。
嫌なら…手握るとか?」

「う~わかったよ。普通に話す感じで探ればいいんだな?
…じゃワトソンは行ってくるよ」


「探偵みたいだね。
面白くなってきた!


でもあたしは



ホームズなら三毛猫の方が好きかな~」


さすが小説読み込んでるだけある…な。




「千春はさ、なんつーか、
『晴美』そっくりだな」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ