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貧乳ヒメと書かない作家

第27章 秋が来たんだなぁ…


個室にふたりきり。


他の2部屋と比較して、何もおきることのない組み合わせだった。


―そのはずだった。


松田は確かに立木がBL漫画を描いてることを知っていたし、経験上偏見なんてものはなかった。


もちろん実際に自分がそんなシチュエーションの真っ只中に置かれるなんて考えもしなかったこともあるが。


ただ今置かれてる状況からすると、

どうみてもソレに近い。

ようするに別世界に引き込まれようとしている状況…


…かっ?


「たチき君!?」
声が上擦る。

「なんですかぁ…」

「ど うし…?」

立木は更に体を密着させた。


わーっっ


松田さん、
困ってる困ってる…っ!


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