テキストサイズ

貧乳ヒメと書かない作家

第10章 知りたい女

「桐生先生、如月先生のこととなると、否定的なんですよね」

松田はため息を着いた。

―ここはもう桐生のいるホテルでは無い。


如月先生のいる事務所に報告に行くため、松田の運転する車に千春も乗り込み、移動中のことだった。


ちなみに電話やメールですればいいじゃないかと思う人もいるだろうが
そういった連絡しないをのにはちゃんと理由がある。

新人、ベテランに関わらず、作家、漫画家、担当者になるというのはとても狭き門なのだ。


そういったことから、前任の担当が辞めるとかのときに、面識があるということで立候補者に上がりやすいのだ。

もちろんそれ以外にもキャリアの問題があるのだが、

キャリアだけあればいいという世界では無いのだ。



「昔、如月先生と何かあったんですか?」



「先生は自分のこと話さないですからねぇ…。
なんていうかなぁ…。うーん。
さて、千春さん、着きましたよ」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ