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君が妹で良かった

第1章 春

祐「で、何か食いたいもんある?」

佳「ん~、特に、なんでもいい」

祐「じゃあレバー」

佳「ちょっ、なんで
私がレバー嫌いなの知ってるでしょ?」

祐「なんでもいいって言ったろ?」

佳「っ…、じゃあレバーはやだ」

祐「あのな、作る方の身にもなれや、
どういうのがいいかだけでもあるとないとじゃ違うんだよ」

佳「…じゃあお肉」

祐「太るぞ?、まぁいいけど」

佳「なっ…、はぁ…」

祐「どうした?」

佳「お兄ちゃんってほんと、デリカシーないよね」

祐「はっ、妹に気ぃ使ってなんになんだよ」

佳「…そうだね」



祐「しょうが焼きでいいか?
なんかめんどくせぇ」

佳「うん、いいよ」
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