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素直になろうよ

第6章 絡まる気持ち

腹が立つのか、悲しいのか、寂しいのか、もうなんだかよく分からない。


明け方近くなって、ようやく目的の資料を探し当て、それでもろくに喋りもせず、逃げるようにして会社を飛び出した。


こんなに好きなのに、視界に入れていたくなかったなんて。



家に帰って、盛大に泣いた。

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