素直になろうよ
第9章 神にも祈ろう
鬱々とした気分とは無関係に、年が明け、めでたい雰囲気がそこかしこに散らばっていた。
今年の年末の休みは、土日が丁度くっついて、普段より長めの休暇になった。
久しぶりに実家に帰ってきたはいいが、数日もするとやる事もなくなり、おせちと雑煮を食べてしまえば、手持ち無沙汰極まる。
「おにい〜、ダラダラしてるなら初詣でも行ってきたら?」
少し前に婚約をした妹は、未来の旦那といちゃこらしながら、俺を邪魔者扱いだ。
こんな事なら帰ってくるんじゃなかった。
できる事なら、加瀬宮を誘って・・初詣、行きたかった。
ちょっと、乙女だな、俺。
もう30過ぎのオヤジの考えることじゃねぇなぁ。
反省しながら、実家の近くの大きなお寺に出かけて行った。
今年の年末の休みは、土日が丁度くっついて、普段より長めの休暇になった。
久しぶりに実家に帰ってきたはいいが、数日もするとやる事もなくなり、おせちと雑煮を食べてしまえば、手持ち無沙汰極まる。
「おにい〜、ダラダラしてるなら初詣でも行ってきたら?」
少し前に婚約をした妹は、未来の旦那といちゃこらしながら、俺を邪魔者扱いだ。
こんな事なら帰ってくるんじゃなかった。
できる事なら、加瀬宮を誘って・・初詣、行きたかった。
ちょっと、乙女だな、俺。
もう30過ぎのオヤジの考えることじゃねぇなぁ。
反省しながら、実家の近くの大きなお寺に出かけて行った。