
迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第8章 鎧
「恥ずかしくねぇなら
脱いでいいっつたじゃねーか」
返事のない
マシロに
そう言うと
「・・・かまいませんけど」
そう言って
マシロは
少しカラダの向きを変え
俺から視線をそらした
俺は
部屋の電気を消して
真っ暗になった
2人きりの部屋で
服を脱ぎ
全裸のまま
布団の上に
あぐらをかいた
「なんで
・・・裸になるんですか?
どうして
いつも
裸で寝るんですか?」
神島さんの
話しを
したくなくなったのか
どうしても
それが聞きたかったのか
マシロは
暗闇の中
そんなことを
口にした
「たまに・・・
鎧を
外すんだよ」
「鎧?」
「あぁ・・
なんでか
知らねーけど
全部脱ぐとさ
我慢してることとか
なんか
耐えてることとか
ムシャクシャすることとか
そんな
鎧みたいなもん
全部外して
楽になれるんだよ・・
なんにも
気にしなくていい
ゼロの自分に
なれる
気がするんだ」
「ゼロの・・自分」
「あぁ。
背負ってる鎧が
重いんだよ
重くてさ
降ろしたくなんだよ・・・
たまにさ」
脱いでいいっつたじゃねーか」
返事のない
マシロに
そう言うと
「・・・かまいませんけど」
そう言って
マシロは
少しカラダの向きを変え
俺から視線をそらした
俺は
部屋の電気を消して
真っ暗になった
2人きりの部屋で
服を脱ぎ
全裸のまま
布団の上に
あぐらをかいた
「なんで
・・・裸になるんですか?
どうして
いつも
裸で寝るんですか?」
神島さんの
話しを
したくなくなったのか
どうしても
それが聞きたかったのか
マシロは
暗闇の中
そんなことを
口にした
「たまに・・・
鎧を
外すんだよ」
「鎧?」
「あぁ・・
なんでか
知らねーけど
全部脱ぐとさ
我慢してることとか
なんか
耐えてることとか
ムシャクシャすることとか
そんな
鎧みたいなもん
全部外して
楽になれるんだよ・・
なんにも
気にしなくていい
ゼロの自分に
なれる
気がするんだ」
「ゼロの・・自分」
「あぁ。
背負ってる鎧が
重いんだよ
重くてさ
降ろしたくなんだよ・・・
たまにさ」
