
迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第8章 鎧
「それは・・・
分かんねぇよ
神島さんの
気持ちも
あんだからさ・・」
「好きなの?」
「わかんね」
あ・・・
言っちまった。
マシロの
誘導尋問みたいなのに
鎧を外した俺は
のせられていた
「お前は?
マシロは
神島さんが
好きなんだろ?」
「わからないです
わからないと言うより・・
その感情は
もう
ずっと前に
鍵を
かけて
しまったので・・・」
「・・ふ~ん・・・」
「ユウヤさんは
どうして
好きなのかどうか
分からないんですか?」
どうして?
・・・どうして・・かな・・
神島さんが
お前の名前を呼んだ時
ちょっとな
ちょっと
やっぱ
ショックだったんだよ
でもさ
俺・・・
誰とでも
寝てたしさ
それなのに
好きとかさ
おかしいじゃん
