
迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第15章 真相
ママの
頭を
自分の首元に
抱えるように
抱きしめ直し
俺は
ママの
まだまとめていない
長い髪に
頬をすりよせた
「あれ以来
マシロのことは
ある意味
距離置いてるし
まぁ
ユウヤのこと
ちゃんとする時の
気の迷い・・
だったんだ
今、思えばさ。
マシロは
いいヤツで・・
やっぱ俺と
似てるところが
あってさ
あれが妹だと思うと
それはそれで
なんだか
うれしいんだよ」
俺を抱きしめる
ママの手に
力がこもった
「マシロちゃんは
・・その事・・・・…」
「知ってるらしい」
「・・・そう…」
「ママ
ありがとな
ちょっと落ち着いたよ」
「もういいの?」
「(笑)あぁ。」
「もう、いいだなんて
つまらない男ね(笑)」
「ほんとだな(笑)」
