
迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第4章 湖
マシロが
シートベルトを締めるのを
確認して
俺は
アクセルを踏んだ
「神島さん
どこ・・行くんですか?」
なんかさ
なんか
お前のキラキラした
あの瞳をさ
見たくなったんだよ
だから
お前を誘ったんだ
「あぁ?
あ~・・・
・・・湖」
「え?」
「湖に行く
お前は助手だ
ちょっとな
あのカメラ
使いたくなったんだ
久しぶりに」
そう言って
後部座席を指さすと
マシロは
急いで
後部座席のカメラを
確認し
大きな声を出した
「ほんと?!
ほんとですか?
神島さん!
ほんとに?!
ほんとに?」
「な・・・なんだよ
お前
そのテンション
ほんとだよ
ウソつかねーから
ちょっと黙ってろって」
「はっはいっ」
