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妄想しながら素直になろうよ

第9章 映画で妄想

守護体は驚くほどの成長を見せ、その後数回王子の生気を吸い込むと、光輝く完全体になっていた。


余りにもよく練られた王子の生気は、途轍もない力を秘めていたのだった。




今や守護体よりも遥かに森を守護できる人間が手に入ったのだ。
何より、俺をどこまでも魅了して止まない、貴重な人間だった。


もう、手放すことなど考えられなかった。






コレは、俺のモノだ。


手の中に握りしめたアルフォンスの実が、微かに音を立てた。

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