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妄想しながら素直になろうよ

第7章 ラッシュで妄想

朝、一度これに足を踏み入れたが最後。
四方八方からの絶え間ない攻撃と重圧に耐え続けなければいけない。

通勤ラッシュ。




ほんっと、これだけは勘弁して欲しい。
なんなら会社住んでもいいと思えるほどだ。

今日も戦いへのカウントダウンが始まってしまった。


最近は女性専用の車両ができたため、一般の車両には男が多い。特にこの路線は痴漢が多いらしく、女性専用車両が大人気だという。

駅員に無理やりドアの中に捻じ込まれ、人の流れにカバンを持ってかれたせいで半身をねじるような体勢になってしまった。


ああ!
どこでもドアが欲しい!
身体のパーツすべてを押さえつけられ、いっそのこと体重を背中の人に預けてしまうと、幾分楽になった。


これが課長と一緒だったらなぁ。
通勤ラッシュも楽しみになるのになぁ。







んふふふ。
楽しそう・・

妄想スイッチ、オン!!

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