好きだって?
第2章 変わらぬ日々
「…はあ!?って…お前にそんな事して何にもしないわけにはいかないでしょ、シメないと」
「…し、晋!?
お前正気かっ?」
「…ああ、凄い正気だよ?
今凄くそいつを殴り飛ばしたい」
「…なっ、何でだよ、お前には何も危害加えてねぇだろ?」
「…お前に危害を加えた、酔って何もわかってないのを良いことに…許せるわけないだろ」
「…晋くーんっ、俺大丈夫だからっ
それに俺すぐあの場から離れたしあいつの名前も何も知らねえし」
「…なんで聞いておかないんだ、復讐してやったのに」
「本当に俺大丈夫だからっ、て言うか元の晋に戻ってくれっ!」
「…でも」
「…大丈夫だって、もうあいつと会うこともないだろうし、この痛みがなくなればこんな事忘れて普通の生活が送れるようになるんだからさあ!
俺そんなに気にしてないからっ!」
「…本当か?」
「…ああ、最中の事はなにも覚えてないからな」
心配してくれているのを悪く思い、そう言った。
まあ、プライドが傷ついたのは確かだが…
「…俺は、何があってもお前の味方だからな、これからは何も隠さず言うんだよ?」
また頭に手を置く。
良かった、晋に嫌われなくて、友達がいなくなったら…会社やっていけねぇからなぁ
「…ありがとな、」
俺は晋に微笑みかけた。
「…っ//」
あれ、晋の顔が少し赤くなったような気がする
まあ、いいか…
しばらくすればまた普段通りになる…
俺は何の根拠もなしにそう思っていた。