7月7日のラブストーリー
第1章 7月7日…晴れ…
恐る恐るあっちゃんの顔を見ると…
微笑み…
『井野口くん…顔に何か、書いてあるよ?』
と、鏡を渡された…
バーベキューの灰でも顔に着いてたか?
最後まで…ダメダメじゃないか…
俺は…あっちゃんに渡された鏡で自分の顔を見た…
【はい
私も好きです。敦子】
「へ?」
鏡の中の…ふぬけた俺の顔に…
落書き…
「え…あっちゃん?」
『返事です。』
「えっ?だって…」
そう、俺の顔に…あっちゃんの告白文が書いてあったのだ!!!!!!
『井野口くんが、爆睡しているときに書きました!
起きないから…書きやすかったよ』
俺が、バーベキューの間…笑われていたのは…
告白落書きがあったからだったのか…
つーか!!!告白すること前提の落書きじゃないか!!!