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━━━━━━━屋上。




「野々村さん。」


「……はい。」


私達は屋上のベンチに座り

お互い空を見上げ話をしだした。



「……どうして、アメリカへ？」


「秘書の仕事をちゃんとしたかったから。
それと……」


「それと？」


「……一さん……から離れたかった。
……美玲さんと一緒に仕事してるの
見るの辛かったから。」



そう……私はまた逃げた。


もう好きな人が他の女性と


必要以上にひっついているのを見るのが





嫌なの。





……………