
私の幸せ
第4章 出会い
青年は、きょとんとした表情でこちらをみていた
いきなりで失礼だったかな…
「突然すみません、私
昨日泊まらせていただいたものです」
「君が千里ちゃんだね?」
その青年は笑った
わぁ…なんて笑顔の似合う人なんだろう
よくみると顔はきれいに整っている
栗色の髪に、少しクセっ毛でくるっとしている
目のなかは黒…じゃない!?なんか茶色のような少し青いような?
不思議…
相手は心をよんだのか
「俺ね、この髪が地毛なんだ
目は…親の遺伝だよ笑」
うそ、地毛なの!?日本人じ
ゃないみたい…
「俺、ハーフだから」
