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タイトルはまだ未定

第3章 新生活

「お嬢様、失礼します。」

「氷室さんっ」

私は泣きじゃくりながら氷室さんに抱きついた。

「お嬢様?どうされたんですか!?」

「っ…なんでだよ。」

と言ってかずまくんは出て行った。

まだ震えてる。怖い。

「とにかく、ぼっちゃんに何かされたのですね?服を着ましょう。」

ぎゅぅっ

怖くて離れられない。

「怖いよぉっ怖いっ…」

ぎゅっ

氷室さんも抱きしめ返してくれた。

「しかし、お嬢様。そんな、下着一枚でいられると、私も男です。反応してしまいます。」

「あっ…///」

そ、そうだよね。

「服をきましょう?」

「も、もう少しだけこのままでいさせて…」

「歯止めが効かなくなります。」

「氷室さんなら乱暴にしないもん!」

どさっ

べっどに押し倒された。

「お嬢様。先ほども申し上げましたが私も男です。」

ネクタイを緩めながら苦しそうに言う氷室さん。

「服、きます。」

「はい、お願いします。あ、それとお嬢様。旦那様が帰ってこられました。挨拶に伺ってはいかがですか?」

「あ、はい。そうします!」

「一番奥の部屋です。」

「わかりました!ありがとう!」

「では、失礼します」

ばたん

旦那様かぁ…

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