禁断の恋は寮の中でー
第4章 ノブとハル
「へえっ!?
な、なんで俺なの!?」
ベットシーンと聞いただけで
顔を熱くしてしまう
ような健全男子な俺。
分かっている。
ベッドシーンといえど、
相手はオトコだ。
でも、ただのオトコではない。
イケメンなオトコなのだ。
「…だって…」
ノブは口をへの字に曲げて
うつむいてしまう。
「俺や克樹より
ハルがいい。
俺や克樹よりハルの方が
可愛くて自分のコノミだから…?」
腕を組んで推測を立てる
龍舞の声に
同意するように
コクコクとうなずくノブ。
「え…いや、その…
俺…まだそーゆー経験ないし…
ましてや男相手に
…その、したことないし…」