
永遠(トワ)に愛す
第2章 …暗黙の掟…
お風呂から上がったりんは、バスローブに‥タオルを肩に掛けた状態で、部屋に戻って来た。
明かりをつけると‥ベッドに倒れ込んだように眠っている響夜の姿があり、ドキッと胸が高鳴った‥‥
帰ってたんだ…
もしかして‥わたしが 戻るの待ってたのかな …?
起こさないようにゆっくりと近づいていき、そっとベッドの端に座った瞬間…
眠っていたはずの響夜に、いきなり腕を掴まれ‥そのまま勢いよく胸の中へ倒れ込んでしまった。
「えっあっ…おっ起きて たのっ?」
「そんな欲情させる香り をさせといて
眠っていられるわけな いだろ‥‥」
響夜の完璧な体が覆い被さり、高まる気持ちの中‥ゆっくりと唇が重ねられた‥‥
「んっ‥‥ふっ‥‥」
そうだっ
わたし‥響夜に―――
「待ってっ…わたし…
響夜に話しがっ…」
そっぽを向くりんに、響夜は仕方なく顔を離した。
「なんだ?」
「あの‥‥シンさんから 聞いたんだけど…
暗黙の掟のこと――」
「そんな掟‥気にするな 」
言い切る前に、響夜は口を開き‥鋭い眼差しで見つめた‥‥
「でも…」
「お前はなにも心配しな くていい
俺に‥全て任せろ」
悩んでいた自分がバカ みたいに…
自信に満ちた目‥‥
「…うん」
「りん…」
整い過ぎた顔が近づき‥唇が重なった‥‥
いつの間にかバスローブを乱されていて、その露わになった胸に唇が寄せられた‥‥
「あっ‥‥んっ‥‥」
少し触られただけで… 体が‥すごく熱くなる のがわかる‥‥
熱い吐息が混ざり合い…高鳴る鼓動を感じながら、激しく甘い快楽へ身を委ねた――――……
