
永遠(トワ)に愛す
第3章 …運命(サダメ)…
強い日差しが顔に直撃してきて、りんは眩しそうに目を覚ました。
横には響夜の整い過ぎた寝顔があり、ドキドキと胸を高鳴らせた―――
本当に‥響夜は完璧… きっとすごくモテるん だろうなぁ‥‥
女のヴァンパイア?に ‥‥
ううん…
人とヴァンパイア関係 なく‥魅了しちゃいそ う‥‥
響夜が、他の女の人と一緒にいることを想像しただけで‥胸がキュウっと締め付けられた‥‥
「どうした?
暗い顔して…」
「えっ…いやっ
なんでもないっ」
微笑みながら見つめてくる響夜に、顔を赤くさせあたふたした。
「お前は‥笑顔の方が似 合ってる」
優しく頭を撫でる響夜…だが‥何かを感じたように、急に目つきを鋭くさせてベッドから降りた―――
「どう‥したの…?」
「客が来たようだ
ここで待っていろ
…絶対に‥この部屋を 出るんじゃないぞ」
「う‥うん…」
そう言い聞かせるように言いながら、服を整える響夜…
さっきまでの穏やかな空気を漂わせた。
客って‥やっぱりヴァ ンパイアだよね…?
わたさのこと‥バレた りしないかな‥‥
