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永遠(トワ)に愛す

第3章 …運命(サダメ)…

 
もうすっかり日がくれた頃…
響夜とりんは、裸のままベッドの中にいた‥‥
 
 
 
「りん…
 明日の夜‥ここで俺達 ヴァンパイアが集まる パーティーが開かれる んだが…」
 
「パーティー…?」
 
「その間‥この部屋で待 っていてほしい」
 
「…わかったっ」
 
 さすがに人間のわたし がいちゃマズいよね 
 
「明日はその準備でひと りにさせてしまうから …そのかわり‥今日は ―――‥‥」
 
 
 
バッと布団を剥ぎ取られ、りんの上に完璧な体が覆い被さった――――
 
 
 
「あっ…」
 
「お前を‥求め続けてい いか…?」
 
 
 そんな見つめられたら …嫌って言えなくなっ ちゃう‥‥
 嫌じゃないけど…
 
「‥‥うん」
 
 
 
聞こえそうなくらい胸が高鳴る中、響夜はゆっくりと唇を重ねた―――… 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その次の日の夜…
りんは、ひとり寂しげに三階の窓から来客者達を眺めていた。
 
 
 
 すごい数のヴァンパイ ア…
 …どんなパーティーか 見てみたいなぁ~‥‥ 今頃‥響夜とシンさん も‥‥
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一階の会場では、200人はいるヴァンパイア達が集まっていた。
 
みんなスーツやドレス姿で…
中心には、黒いスーツ姿の響夜と‥その後ろには、白いスーツ姿のシンがいた。
 
 
 
「響夜様よっ」
 
「前にお会いした時より 色気が増しているわ 」
 
「シン様も
 相変わらずお美しいわ っ」
 
「地位も力もあって‥圧 倒的なあの美貌…
 婚約者の麗華様が羨ま しい」
 
 
「響夜」
 
 
 
皆が注目する中、ドレスアップした麗華が響夜の前に現れた。
 
身体のラインがわかる黒いドレスに‥短い丈からはスラッとした長い脚が見え、黒いゴージャスなハイヒールを履いていた。
首には高そうなネックレスを付けていて、まるでトップモデルのような風格だ。
華があり、響夜と並ぶとお似合いのカップルに見える。
 
 
 
「パーティー‥開いてく れて嬉しいわ
 この後‥大事な話しが あるから空けておいて ね」
 
「‥‥わかった」
 
 
 
 
 

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