テキストサイズ

私たちのエッチな体験談。短編集。

第3章 三人目

そんなのお構い無しって感じで床にどかっと座った。

『何か飲みます?

お茶かミルクティーしかないですけど…』

『ミルクティーがいい。』


ーー似合わない。

そう思ったけど言わなかった。

『はい。ミルクティー。』

『ありがとう。』

私は右京さんの前に座ろうとすると


『ここに座れ。』

とあぐらを、かいている右京さんはじぶん足を指差した。

私は言われた通りに座った。

右京さんの言葉の力はすごくて…

言う通りにしてしまう自分がいた。

『ねぇ…若頭…。』

何て呼んでいいかわからずに私は皆と同じように呼んだ。

すると強い口調で、

『自分の女からは若頭とは呼ばれたくないんだけど?

俺はお前の前でも若頭じゃなきゃだめか?』

そう言われた。

『ごめんなさい。

何てよんだらいいか分からなくて…。』

右京さんはずっと黙っていた。

それがきまづくて、怒っていると思うと怖かった。

『右京さん。ごめんなさい。』

『キスしてくれたら許す。』

右京さんは真面目に言うから冗談なのか分かりにくくて…

私は本気にしてしまい、右京さんの唇にキスをした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ